真佐美ジュン

日々の日記

虫プロ外伝15

そのごは
5月17日日曜日1話の撮影出しのため泊り込む、仕事手が付かなかった。

5月18日月曜日 仕事をしているときは良いが、誰のいなくなると一人だけの部屋 後悔だけが残り、あふれ出る涙を抑えることができない家には帰らず。

5月19日火曜日 雨の音を聞きながら涙を流している、仕事に専念すればよいのだが、忘れられない。

5月20日水曜日作画の瀬山さんが部屋へ尋ねてくる。心配して、話を聞いてくれる。「暎一さんも、見損なった、あんなやつだとは思わなかった」といっている、早く立ち直って仕事に専念して、頑張ってくれ、と励まされる。K子と話し合いたいか、K子も悔やんで自分を責めている。友人たちと、常に行動していて、2人だけ出会えない。

5月21日木曜日笠井君から電話あり、逆に慰められる。金曜日にたけおの会社においてある荷物を整理してたけおのアパートへ運ぶのを手伝ってくれるようにと頼まれる。

5月22日木曜日 K子の態度からK子との別れの予感を感じた。

5月23日金曜日 家に帰り昼まで寝ていた。笠井君と会い、一緒に内海君の荷物を整理して、アパートへ運んでいく。 アパートはこのまま借りて一人でくらしていくという。表札には、家海武夫、静子と書いてあり、内海君の下駄が、玄関目立つように並べてあった。「1人じゃ恐いから」と静子はいった。あした5月24日は結婚するはずだった日。
これ以後日記は書かれていない。

前に内海君たちとの会話で、「小説でも書きたいな」ということを言ったことがある。「でも平凡な生活をしてきたから、書くような出来事が無い、何か大恋愛とか悲恋とか起きてくれれば書けるのに」と話したことがある。
そのことも、引っかかっていた。こんなことになるなんて、私は望んでいない、変な望みを持ったものだから、こんなことになってしまった、と自分を責めた。
そして日記すら書けなく、否、書かなくなってしまった